メッシと「契約可能とは思わなかった」 PSG監督、“新銀河系軍団”の完成に本音
ポチェッティーノ監督がUEFA公式サイトで語る「残念ながら先発できるのは11人だけ」
パリ・サンジェルマン(PSG)のマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、今夏の移籍マーケットで新加入したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシについて「契約が可能だとは思っていなかった」と本音を明かした。指揮官はUEFA公式サイトで、今夏の補強やチャンピオンズリーグ(CL)の展望を語っている。
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PSGは夏の移籍マーケットでスペイン代表DFセルヒオ・ラモス、イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ、オランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムと所属クラブとの契約が満了を迎えた実力者を次々に獲得。財政難でバルセロナ残留が不可能となったメッシも電光石火の取引で契約をまとめた。ブラジル代表FWネイマールやフランス代表FWキリアン・ムバッペといった選手を擁していたスーパースター軍団が、さらにスケールアップを遂げた。
ポチェッティーノ監督はメッシの加入について「我々が彼と契約することが可能だとは思っていなかった。チャンスがあったとしてもすべてがあっという間に過ぎ去ってしまい、処理することなんてできないものだ」とコメント。メッシ獲得が本当に実現するとは、夢にも思っていなかったと本音を明かしている。アルゼンチンのニューウェルズ・オールドボーイズでプレーした共通点を持つメッシの加入を大いに歓迎した。
「我々はアルゼンチン人で、ニューウェルズを応援していること、ロサリオの出身であることなど繋がりがある。昔から対戦相手としても尊敬していた。彼と一緒にトレーニングできるのは素晴らしい。クラブの望みを一緒に実現していきたい」
戦力が充実したことで各ポジションのレギュラー争いはさらに激化している。ポチェッティーノ監督も「ほとんどの選手がスタメンに相応しいが、残念ながら先発できるのは11人だけ」と選手起用には頭を悩ませている。戦力が揃っているがゆえに今季はリーグタイトルの奪還に加え、CL制覇へのプレッシャーも大きくなっているだろう。指揮官はビッグイヤー獲得への意気込みを、次のように語っている。
「この大会(CL)は本当に予測不可能な大会であり、同時に世界で最も魅力的な大会でもある。優勝するためには運も必要。なぜなら、参加するすべてのチームが強力で、イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランスなどヨーロッパ全土のクラブがCLで勝つために大きな投資を行っている。この大会に参加することに勝るものはない。この大会について考えると責任やプレッシャーを感じるが、それと同時に歴史の一部となれるチャンスがある。我々はこの機会を楽しみたいと思う」
新たな“銀河系軍団”とも称されているPSGは、ポチェッティーノ監督の下で悲願のCL優勝を果たすことはできるのだろうか。注目のグループステージ初戦は現地時間15日、ベルギーのクラブ・ブルージュと敵地で対戦する。
(FOOTBALL ZONE編集部)