アシストの本田、セットプレーは高評価も「後半は蒸発」

 

リーグ5試合で3得点2アシスト

 

 ACミランMF本田圭佑が28日のチェゼーナ戦で先発し、前半19分に右CKから同点弾をアシストした。試合は1-1ドロー。前節エンポリ戦に続き、セリエBから昇格組に2試合連続の引き分けとなったが、イタリア3大スポーツ紙は本田にいずれも及第点を与えている。

 ガゼッタ・デロ・スポルト紙は本田に6点を与えている。

 寸評では「レンゼッティはうるさい蚊。ミランのセットプレーを構築した。FKとCKからのゴール。戦術的な理由から試合終了15分前に退いた」とし、対面したチェゼーナMFフランチェスコ・レンゼッティの対応にも悩まされたという見解を示している。

 シュート1本、ドリブル突破はなし、効果的な縦パスは1本とのデータも紹介されている。

 コリエレ・デロ・スポルト紙も6点と及第点。寸評では「ラミのゴールに結びつくCKを蹴ったが、最近の生き生きとした躍動感は欠如していた」とアシスト以外のプレーぶりに苦言を呈している。

 トゥット・スポルト紙も6点だったが、寸評は厳しい。「ラミの頭に1-1になるクロスを落とした。後半は蒸発した」と、左サイドに攻撃が偏重となり、プレーに関与することが少なくなった後半の本田を批判。

 本田はリーグ5試合で3得点2アシストと順調に結果を出している。背番号10の重責ゆえか、結果のみならずプレー内容にもイタリアメディアの鋭い視線が集まっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

 

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