リバプール18歳MFに思わぬ悲劇… クロップ心痛「彼の足は正しい位置になかった」

左足首脱臼の重傷で途中交代したリバプールU-21イングランド代表MFハーヴェイ・エリオット【写真:AP】
左足首脱臼の重傷で途中交代したリバプールU-21イングランド代表MFハーヴェイ・エリオット【写真:AP】

伸び盛りのMFエリオット、リーズ戦でタックルを受け足首脱臼の大怪我を負う

 リバプールでプレーするU-21イングランド代表MFハーヴェイ・エリオットが12日に行われたプレミアリーグ第4節のリーズ・ユナイテッド戦(3-0)で左足首脱臼の重傷で途中交代。そのまま病院へ搬送されるアクシデントに見舞われた。チームを率いるユルゲン・クロップ監督は「ひどい怪我だ」とレギュラーに定着していた18歳を襲った悲劇に頭を抱えている。

 ブラックバーンからのローン移籍を終えてチームに復帰したエリオットは開幕からプレミアリーグ全試合に出場。第2節以降は右インサイドハーフとして3試合連続スタメン出場とクロップ監督からの信頼を掴み、レギュラーとして定着しつつあった。そんな順風満帆のなかで悲劇に見舞われた。

 敵地リーズ戦での後半13分、リバプールが2-0とリードした場面だった。右サイドのハーフウェイ付近でボールを受けたエリオットがドリブルを開始したところでMFパスカル・ストライクの鋭いタックルを受け、左足首を負傷した。近くにいたFWモハメド・サラーは倒れたエリオットを見るなり激しいジェスチャーでメディカルスタッフを要求。その様子が負傷の深刻さを物語っていた。

 タックルをしたストライクは一発レッドで退場処分に。エリオットがピッチ上で治療を受けている間にもスタジアムは物々しい雰囲気に包まれた。その後、エリオットは病院へ搬送されている。

 リバプールは試合後にエリオットが足首脱臼の重傷であることを発表。数日中に手術を受けることも併せて発表した。現時点で復帰までにかかる時間は不明だが、長期離脱は避けられないだろう。

 エリオットの負傷を受けて、英紙「デイリー・メール」ではクロップ監督のコメントが伝えられている。

「ひどい怪我だ。彼は今日も信じられないような試合をした。素晴らしいプレーヤーだが、今はアウトだ。こんな若い選手に、キャリアの早い段階でこのような経験をさせたくはない。でも、これが現実だ。我々はこの場にいなければいけないし、これからもい続けなければいけない。

 我々は彼なしでフットボールをすることになるが、我々は彼を待つ。なぜなら彼はトップ、トップ、トッププレーヤーだからだ。私はあの状況を見て、その影響をすぐに理解した。彼の足は正しい位置になかった。だからこそ皆がショックを受けたんだ」

 将来有望で、すでにチーム内で定位置を掴みつつあった18歳の負傷に指揮官もショックの色を隠しきれないでいるようだ。

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