「すみません…」 消極的な横パスで号泣したFW浅野、ハリルJの先輩に猛省のあまり謝罪していた

ハリル監督は前半のプレーを評価 「浅野を使え!」

 日本代表FW浅野拓磨(広島)は7日の日本代表が1-2で敗れたキリンカップ決勝ボスニア・ヘルツェゴビナ戦で試合終了間際に消極的な横パスで同点のチャンスを潰し、その責任感から試合後に号泣した。そして、試合後にはチームメートに謝罪していたことに明らかになった。

 1点ビハインドの後半終了間際、右サイドでMF清武弘嗣(ハノーバー)のフリックからフリーで抜け出した浅野は、相手GKと1対1の場面を迎えた。だが、中央に走り込むMF小林祐希(磐田)へパスを出す消極的な選択を行い、これが相手にクリアされてしまう。こぼれ球を清武がミドルシュートで狙うも、シュートは枠を捉えきれなかった。試合後の浅野は、何度もタオルで涙をぬぐうほどに悔しさと責任を感じていた。

「『すいません』と本当に申し訳なさそうにしていました。ただ、彼は昨日のゲームで日本の武器になっていましたし、ハーフタイムにも監督から、『浅野が良い動きをしているから浅野を使え』という指示があったほど。彼の良さが出せた試合だと思います。あの最後の1プレーは、彼が一番よく分かっているはず。成長するために大事なプレーだったと思うし、無駄にはならないと思います」

 浦和レッズの日本代表GK西川周作はこう語った。責任感の強い若武者は試合直後から猛省。目を腫らしながらチームメートや代表の先輩に直接謝罪していたという。

 

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