アーセナル冨安は「脅威になりそうだ」 攻撃力を英称賛、右SBで上々デビュー
ノリッジ戦で先発デビュー、右SBとして攻守に積極的な姿勢を示す
アーセナルの日本代表DF冨安健洋は11日に行われたプレミアリーグ第4節ノリッジ戦(1-0)に右サイドバック(SB)として先発出場し、63分間のプレーで空中戦勝利7回を記録するなど持ち味を十分に発揮した上々のデビューを飾った。果敢なオーバーラップでゴールに迫る惜しい場面を迎えるなど攻撃面でもインパクトを残し、地元メディアで「前方への脅威になりそうだ」と高く評価された。
日本代表から合流し、チームトレーニングを行ったのは1日半のみという強行スケジュールのなかでスタメンデビューを飾った冨安は、試合開始早々から前線までオーバーラップするなど積極的な姿勢を示した。前半終了間際にはゴール前まで走り込み、ゴールのわずか上へ外れるジャンピングボレーを放つなど得点の可能性も感じさせた。
守備でも持ち前の高さを生かした空中戦の強さを披露。データサイト「Whoscored.com」によれば、冨安は後半18分までのプレーで7回の空中戦勝利を記録。右サイドの制空権を支配した。
英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」は採点で冨安に7点をつけた。DFベン・ホワイト、MFアルバート・サンビ・ロコンガ、FWをニコラ・ぺぺ、途中出場のMFトーマス・パーティーの8点に次ぐチーム5位タイ(他6人)の高評価で、寸評では「日本代表から戻ってきてほとんどトレーニングができなかった中で上々のデビューだった。前方への脅威になりそうだ」と特に攻撃面の良さについて言及されている。
ポジティブなプレミアデビューを飾った冨安。右サイドはDFエクトル・ベジェリン(→ベティス)の退団で手薄になったポジションなだけに、攻守両面で貢献できる冨安には今後もチャンスが与えられそうだ。
なお、アーセナルはガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンが決めた虎の子の1点を守りきってノリッジに1-0で勝利。4試合目にしてようやくの今季初勝利となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)