アーセナル冨安、充実の英デビュー! 積極プレーに監督称賛「非常にポジティブ」
ノリッジ戦でスタメンデビュー、前半終了間際にボレーシュートを放つなど存在感を顕示
イングランド・プレミアリーグ、アーセナルに8月31日の移籍市場最終日に加入した日本代表DF冨安健洋は、11日のノリッジ戦でスタメンデビュー。後半18分までプレーすると、その後にFWピエール・エメリク・オーバメヤンの決勝ゴールにより1-0で勝利した。
冨安は右サイドバックでのスタメンになったが、攻守に積極的なプレーを見せた。前半終了間際にはボレーシュートを放つなど存在感を示すデビューとなったが、ミケル・アルテタ監督にとっても好印象だったようだ。アーセナルは公式サイトで、試合後の監督会見のコメントを伝えている。
「(冨安のデビューは)非常にポジティブだった。彼に会った時の第一印象は、喜びと幸せ、そして良いエネルギーに満ちているというもの。ピッチに立った瞬間、彼は本当に集中し、決意を持ち、自分の役割をよく理解していた。(交代したのは)彼は(足を)痙攣してしまったから。もちろん、彼は1日半しかトレーニングをしていないし、(日本代表の活動から)移動もしなければならなかったし、感情的になる初めての試合だったので、休ませる必要があった」
冨安はカタールのドーハで7日に行われたワールドカップ(W杯)アジア最終予選の中国戦(1-0)にフル出場してからロンドンへ飛び、試合自体も中3日、その間のトレーニングも十分に積めない状況ではあったものの、このノリッジ戦への起用には指揮官の期待も感じられた。
冨安は、ベルギー、イタリアと渡り歩いてきた欧州での経験を、本人が希望していたことを明らかにしているプレミアリーグの舞台で発揮しようとしている。その新天地でのデビューとしては上々のものになったと言えそうだ。
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