ドルト弱体化の策略か!? ペップ愛弟子がシティに対するバイエルン勢引き抜きのNG条項を衝撃の暴露

シティはギュンドアンだけでなく、オーバに90億円オファー

 バルセロナからバイエルンへの移籍時にはスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラを引き抜いた過去を持つペップの魔力を封印するべく、ドイツ王者は絶妙な対策を打っていたことになる。その条項の影響で、ペップはバイエルンの宿敵であるリーグ2位ドルトムントのタレントに次々と引き抜き工作を仕掛けている格好となっている。

 今季開幕前にペップの勧誘によりシャフタール・ドネツクからバイエルンに引き抜かれたコスタは「バイエルンに長期間留まる情勢だね」と語っている。

 それでもコスタとペップとの絆は固く結ばれている。

「ブラジル人監督を全て掛け合わせるとペップになるんだ。モチベーションを上げる技術の持ち主もいれば、戦術に優れた監督もいる。だが、ペップは全てを持っている。彼は魔法の持ち主で、フットボールに息吹を入れるんだ。彼は常に発明を続けている。彼はマジックだ。シティでチャンピオンズリーグを優勝できることを祈っているよ」

 指導わずか1年間でこの心酔ぶり。バイエルンの愛弟子引き抜き禁止条項は、主将のドイツ代表DFマッツ・フンメルス引き抜きで衝撃を与えたばかりのライバルのドルトムントの更なる弱体化に導く効果も見せている。ギュンドアンだけでなく今季リーグ戦で25得点を挙げたオーバメヤンまで狙うペップ。もはや神算鬼謀としか言えない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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