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UEFA会長、欧州SL構想を諦めない3クラブに皮肉 「今季CLに出たいとは笑ってしまう」
レアル、バルサ、ユーベの3クラブをチェフェリン会長が独紙インタビューで批判
欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンダー・チェフェリン会長が、ドイツ誌「Der Spiegel」のインタビューに応じ、欧州スーパーリーグ(SL)構想を諦めていない3クラブに対して痛烈な批判を展開している。
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4月18日に発表された欧州スーパーリーグ構想は、スペインの強豪レアル・マドリードとイタリア・セリエAの名門ユベントスが中心的な存在だった。スペインではバルセロナとアトレティコ・マドリード、イタリアはACミランとインテル、イングランドはマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、アーセナル、リバプール、チェルシー、トッテナムの合計12クラブが参加を表明し、さらにドイツなどから3クラブを加えた15クラブが固定メンバーとなり、さらに5クラブを加えた20クラブでのリーグ戦構想を打ち出していた。
しかし、多方面からの大批判を受けた構想は、わずか48時間で脱退が相次いで頓挫。今ではレアル、バルセロナ、ユベントスの3クラブのみが正当性を主張するものの、他の9クラブはすでに欧州クラブ協会へ復帰している。
その中心的な存在となっている3クラブについて、チェフェリン会長は「彼らがUEFAを去っても構わないんだ。ただ、新しいコンペティションを作りたいと思っていると同時に、今季のUEFAチャンピオンズリーグに出場したいと思っているのは笑ってしまうね」と、皮肉たっぷりに評している。
レアルのフロレンティーノ・ペレス会長がこのスーパーリーグ構想を立ち上げた理由の一つが、新型コロナウイルスの影響も受け財政難に陥っていることからの脱却だった。しかし、それについてもチェフェリン会長は「フロレンティーノ・ペレスが文句を言い、クラブはスーパーリーグでしか生き残れないと言い、そしてキリアン・ムバッペを1億8000万ユーロ(約234億円)で契約しようとする」と、ここでも辛口な言葉が並んだ。
まさに「大炎上」の様相を呈して頓挫した構想だが、レアル、バルセロナ、ユベントスの上層部は諦めない姿勢を垣間見せている。しかしながら、チェフェリン会長からは強気な態度と発言が並んでいる。
(FOOTBALL ZONE編集部)