元Jリーグ得点王のブラジル人FWも絶賛 三笘薫の“変幻自在ドリブル”の何が凄いのか?
【あのブラジル人元Jリーガーは今?】アラウージョ(元清水、G大阪):特別編――ドリブラーが見た三笘薫の凄み
2004年に清水エスパルス、2005年にガンバ大阪でプレーしたブラジル人ストライカーのアラウージョは、05年にはJ1リーグで33ゴールを挙げ、国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)による世界の主要国内リーグを対象とした得点ランキングで世界第1位と認定される決定力を発揮した。さらに同年、リーグ第13節東京ヴェルディ戦(7-1)で3ゴール4アシストを決めるなど、G大阪のJリーグ初優勝の原動力ともなった。
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そんなアラウージョが、Jリーグデビューイヤーの2020年に川崎フロンターレで新人タイ記録の13ゴールを記録し、今夏にプレミアリーグのブライトンと契約(その後、ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへ期限付き移籍)したMF三苫薫にエールを送っている。
「三笘はスピードのある選手。そして、そのスピードの活かし方を知っている。というのも、高速でドリブルしている時にも姿勢が良くて、試合中の視野も広い。FWが見るべきものを、ちゃんと見ている。さらに、自分のすべき次のプレーの選択肢をいくつか持ち、瞬時に判断するインテリジェンスもある」
三笘のいくつかのプレーをビデオで確認したなかで、特に印象に残った一つは、2020年11月のJ1リーグ第30節横浜F・マリノス戦(3-1)、後半アディショナルタイムのFW小林悠のゴールの場面だという。
「三笘はボールを受けて、前にドリブルで運びながら、チームメートも走り出していたのを見ている。そして、相手DFの股を抜いた後、ペナルティーエリアまで来た時、彼自身がシュートしても良かったんだけど、やっぱりゴール前まで来ているチームメートのほうが確実だと見た。だから、逆に相手を引きつけて、その味方をフリーにしたうえで、パスを出している」
藤原清美
ふじわら・きよみ/2001年にリオデジャネイロへ拠点を移し、スポーツやドキュメンタリー、紀行などの分野で取材活動。特に、サッカーではブラジル代表チームや選手の取材で世界中を飛び回り、日本とブラジル両国のテレビ・執筆などで活躍している。ワールドカップ6大会取材。著書に『セレソン 人生の勝者たち 「最強集団」から学ぶ15の言葉』(ソル・メディア)『感動!ブラジルサッカー』(講談社現代新書)。YouTubeチャンネル『Planeta Kiyomi』も運営中。