敵将が本田らミラン攻撃陣に称賛の声 「セリエAで最高の攻撃力を誇る」

「4人のアタッカーを抑えるのは困難」

 チェゼーナのピエロパオロ・ビーソリ監督は、28日の1-1に終わったACミラン戦を振り返り、日本代表MF本田圭佑らミランの前線の4人を「セリエ最高の攻撃力」と称賛した。
 今季セリエBから昇格したチームを率いる指揮官はミラン戦を終えて「ビッグマッチだった。今日はチームとして団結し、セリエAで最高の攻撃を誇るチームと引き分けた。後半は、ゲームも支配していい試合ができて、満足している」と語った。
 先制しながらも前半19分に本田の右CKからDFラミに同点弾を許した。後半、ミランDFサパタが退場でピッチを去り、数的有利となったが、残念ながら勝ちきることはできなかった。
「ミランの4人のアタッカーは、ディフェンダーも、中盤も抑えることが困難だった」
 この日のミランのシステムは従来の4-3-3と異なる、4-2-3-1システム。チェルシーから期限付き移籍で加入したフェルナンド・トーレスを最前線に置き、中盤は右から本田、元フランス代表ジェレミー・メネズ、そして今季アタランタから加入したジャコモ・ボナベントゥーラの3人が並んだ。フィリッポ・インザーギ監督はシルビオ・ベルルスコーニ会長のお気に入りのトップ下を置く攻撃的なシステムを今季初めて試合開始時から導入した。まだまだ未完成だが、敵将の目には脅威に映った様子だ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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