「ファンを殴ったところを発見」 マルセイユの理学療法士が今季中の職務停止
ニース対マルセイユの一戦で、サポーターに愚行から両チーム入り乱れる騒動に発展
現地時間先月22日に行われたフランス1部リーグ・アン、ニース対マルセイユの一戦で、試合中にスタンドから投げ込まれたペットボトルが引き金となり、両チーム、サポーターがピッチ上で入り乱れる大混乱となり、打ち切りとなった。この試合でサポーターを殴ったマルセイユの理学療法士パブロ・フェルナンデスが今季の残り試合職務停止となったと海外メディアが報じた。
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この騒動は、ニースが1点リードして迎えた後半30分に起こった。敵陣コーナー付近のマルセイユFWディミトリ・パイェに向かってニースサポーターが陣取るゴール裏からペットボトルが投げ込まれ、これがパイェの背中を直撃。激昂したパイェがペットボトルを拾い、怒りの形相でこれをスタンドへ投げ返す。
ニースのブラジル人DFダンテとフランス人DFジャン=クレール・トディボが止めに入ったが、サポーターたちもヒートアップ。次々と物が投げ込まれ、マルセイユの選手たちも怒りを露にし、両チーム入り乱れて一触即発に。その後、サポーターもピッチに次々と侵入してマルセイユの選手たちに掴みかかる事態となり、試合は中断。結局そのまま打ち切りとなった。
この大混乱の中でマルセイユの理学療法士であるフェルナンデス氏が、ニースファンの胸を殴っているところが目撃されていたなか、英メディア「GIVE ME SPORT」は「マルセイユの医学療法士はファンを殴ったところを発見され、今季の職務停止を受けた」と見出しを打ち、「ファンをコントロールできなったニースから勝ち点2を剥奪し、マルセイユ医学療法士のフェルナンデスは今季の職務停止を受けた」と取り上げている。
この試合の扱いに関して、フランス・プロサッカーリーグ連盟は8日、中立地において無観客での再試合とすることを発表。同試合での制裁処分はほかにも、ペットボトルを投げ返したパイェには1試合の出場停止、ニースサポーターを挑発したマルセイユDFアルバロ・ゴンサレスも2試合の出場停止が下されている。
(FOOTBALL ZONE編集部)