「リヨンと僕には愛の物語がある」 “熱烈歓迎”のベンゼマが語った古巣への思い

フランス代表として古巣リヨンの本拠地に凱旋したカリム・ベンゼマ【写真:AP】
フランス代表として古巣リヨンの本拠地に凱旋したカリム・ベンゼマ【写真:AP】

グリーズマンの先制点をアシストして6試合ぶりの勝利に貢献

 フランス代表は現地時間8日、カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選のグループD第6節で、フィンランド代表と対戦して2-0で勝利した。FWアントワーヌ・グリーズマンの2ゴールで勝利を収めたフランスだが、FWの一角で出場したレアル・マドリードのFWカリム・ベンゼマにとっては、特別な試合となった。試合後のコメントをフランスのテレビ局「TF1」が報じている。

 今年5月、6年ぶりにフランス代表に招集されたベンゼマは、その後もディディエ・デシャン監督に呼ばれて、フランス代表に定着している。リヨンの本拠地であるパルク・オリンピック・リヨンで行われた試合にも、先発出場した。

 リヨンのアカデミー出身のベンゼマは、入場の際にスタンディングオベーションで迎えられた。ベンゼマにとって、2009年にレアルへ移籍してから、初めて“ホーム”に戻ってきての一戦だったのだ。レアルで通算562試合に出場し281得点を挙げ、世界有数のストライカーとなったベンゼマは、「TF1」に対して「最高の夜を過ごせた」と、感想を語っている。

 前半25分の先制点のシーンで、グリーズマンのゴールをアシストし勝利に貢献したベンゼマは、「リヨンと僕の間には愛の物語がある。だから、スタンディングオベーションで迎えてもらえるかなと、期待していたよ。集まってくれたファンのみんなに感謝したい。とても幸せだし、誇らしいよ。僕にとって、最も美しい夜の一つになった。勝利という結果も、僕たちにはとても大事だったからね」と、話している。

 以前からキャリアの最後は、リヨンでプレーしたいと公言しているベンゼマ。自身が復帰したフランス代表は、EURO2020の初戦でドイツに1-0で勝利して以降、PK戦で敗れたスイス戦を含め、5試合連続で引き分けて勝利から遠ざかっていただけに、思い出の地で得た勝利は格別だったようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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