バルセロナ、楽天とのスポンサー契約終了へ 現地メディア報道「三木谷氏が扱いに不満」
17-18シーズンから4年サポートも契約延長せず…楽天側が不快感か
バルセロナは、楽天グループとの主要スポンサー契約延長を、事実上除外したことが分かった。スペイン紙「AS」によると、楽天側はバルセロナ側の対応に満足しておらず、「経済的な価値観に戻る準備がない」と報じている。
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楽天とバルセロナは、2017-18シーズンから4年間のグローバル・スポンサー契約を締結。契約料は年間5500万ユーロ(約71億5000万円)とされ、国内リーグやUEFAチャンピオンズリーグ制覇で、それぞれボーナスが支払われることも、契約当時に発表された。
両者によるスポンサー契約について、「AS」紙がカタルーニャ地元紙「アラ」の情報をもとに報じたところによると、契約延長を事実上除外したことが判明。「三木谷浩史氏が率いる会社はここ数年、クラブ・ブラウグラナ(バルセロナ)から受けた扱いに満足しておらず、契約当初に設定した目標が果たされていないと考えている」と、楽天側がクラブの対応に不快感を抱いていることを示唆した。
記事によると、2017-18シーズンから20-21シーズンまで、楽天はバルセロナへ年間5500万ユーロ、プラス出来高を支払って来たが、22年6月までの契約延長では3000万ユーロ(約39億円)プラス出来高という大きな減額になっているという。バルセロナは10月までに、ユニフォームサプライヤーである「ナイキ」社に来季の主要スポンサー名を伝える必要があるが、楽天側は「経済的な価値観に戻る準備がない」と指摘された。
楽天はこれまで、バルセロナへ多大なサポートを提供してきた一方、今年7月に19年の日本遠征時に所属していたフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)とFWウスマン・デンベレが日本人に対して差別的な言動をしたとされる騒動が発覚。これに、三木谷氏が抗議声明を発表する事態にまで発展した。この騒動が直接影響したかは定かではないが、両者の関係は今季限りで終焉を迎えることになりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)