トルコとの大一番でデパイが躍動、2021年に入ってから絶好調と注目

　オランダ代表は現地時間7日、カタール・ワールドカップ（W杯）欧州予選グループG第6節でトルコとホームで対戦し、6-1と大勝を収めた。この勝利で4勝1分1敗として首位に浮上したが、見事なハットトリックを達成したFWメンフィス・デパイ（バルセロナ）のプレーが、海外メディアで注目を集めている。

　前節終了時点で2位のオランダが首位トルコをホームに迎えた注目の一戦だったが、大差がつく結果となった。大勝劇の立役者となったのが、エースのFWデパイだ。開始早々の1分に華麗なパスワークから先制点をアシストして波に乗る。同16分には後方からのパスを右足で巧みに浮かせてMFデイヴィ・クラーセン（アヤックス）へつなぐと、縦へと抜けてリターンパスを受け、最後は右足で華麗にファーサイドへ流し込んだ。

　そして同38分にはPKのキッカーを務めて、相手GKを嘲笑うかのようなパネンカで成功。さらに後半9分にもゴール前に折り返されたボールにダイビングヘッドで合わせてハットトリックを達成した。

　チームをグループ首位に導く活躍に、圧巻のパフォーマンスにスペイン紙「マルカ」は「デパイはスーパースターのようにプレー」と2021年に入ってからの圧倒的な活躍に注目。同紙によれば今年に入ってからデパイは38試合に出場し、28得点14アシストで42ゴールに関与していると、今季からバルセロナに加入したアタッカーの充実ぶりを称え、トルコ戦のハットトリックは「最高の瞬間の一つになる」と伝えている。

　今季バルサに移籍し、新天地でもゴールを量産しているデパイ。絶好調のオランダ人FWへの注目度はさらに高まりそうだ。