カンセロがアゼルバイジャン戦で華麗な“ダブル股抜き”を披露

　ポルトガル代表は現地時間7日、カタール・ワールドカップ（W杯）欧州予選グループA第6節でアゼルバイジャンと敵地で対戦し、3-0と快勝した。この勝利で4勝1分とし首位をキープしたなか、スタメン出場したDFジョアン・カンセロ（マンチェスター・シティ）が試合中に見せた“ダブル股抜き”の美技が反響を呼んでいる。

　グループAで首位のポルトガルは、1日に行われた前節アイルランド戦（2-1）で劇的な2ゴールを決めて逆転勝利に導いたFWクリスティアーノ・ロナウド（マンチェスター・ユナイテッド）が、累積警告により出場停止。絶対的エースを欠くなかでアゼルバイジャン戦に臨んだが、格下相手に3ゴールを重ねて完勝した。

　3点目のゴールをアシストしたカンセロだが、試合中には別のプレーで観る者を魅了していた。開始早々の6分、自陣右サイドのタッチラインを割りそうなボールに対してギリギリで追いつき、右足でコントロールすると、アウトサイドでボールを転がしながら飛び込んできた相手の股を見事に抜いて突破。さらに飛び込んできた2人目に対しても、右足裏で一度ボールを止めるとすぐに左足で後方にフリックするパスで股抜き。味方にボールをつないで局面を打開した。

　この“ダブル股抜き”に海外メディアも反応。英メディア「GIVE ME SPORT」が「輝かしいダブル股抜き」と綴れば、英メディア「planet football」も「信じられない」と世界有数のサイドバックが見せた美技を称えていた。