「代表で見たかった久保建英になった」 中国戦の”ベスト級”プレーを海外称賛
W杯最終予選・中国戦でフル出場、攻撃を活性させたパフォーマンスに熱視線
森保一監督率いる日本代表は、現地時間7日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第2節で中国代表と対戦。アウェー扱いながら中立地カタールのドーハで行われた一戦で1-0と勝利した。先発フル出場したMF久保建英は、前半にポスト直撃のシュートを放つなど随所に好プレーを見せたなか、海外メディアは「誰もが代表で見たかった久保になった」とパフォーマンスに賛辞を送っている。
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2日のオマーン戦(0-1)で途中出場した久保は、中4日で迎えた中国戦で先発出場。トップ下で起用されたなか、前半23分に早速見せ場を作る。MF遠藤航とのワンツーからペナルティーエリア内に侵入すると、シザースフェイントで相手DFを揺さぶり右足を一閃。DFの股下を抜く強烈なシュートはゴール左ポストを直撃するも、高度な技術と瞬時の判断を光らせた。
さらに、前半38分には久保のミドルシュートから決定機を演出すれば、後半16分にもMF伊東純也のインターセプトからGKとの1対1(最終的にオフサイド判定)を迎えるなど、攻撃を活性化。自陣に引きこもった中国守備陣にスペースを消されながらも、ドリブルや味方とのパス交換を交えながら果敢にゴールへ迫った。
そんな久保のプレーに、海外メディアも高評価を与えている。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は、中国戦に出場した全選手&監督の採点を掲載。そのなかで久保は最高タイ評価の6.5点が付けられ「ベストプレーヤー」と評されると、寸評では「誰もが代表で見たかった久保建英になった」と持ち味を発揮したパフォーマンスを称えられた。
さらに、前後半とも目立った存在であり続けたことから、同メディアは「最も危険な日本人だった」とも指摘。ここまでA代表では本領を発揮し切れていなかった印象もあったが、中国戦では相手に脅威を与えるプレーを連発し、攻撃陣の一角で機能することを印象づけた。最終予選突破を占ううえでポイントとなりそうな10月シリーズの2連戦(サウジアラビア/7日、オーストラリア/12日)でも、同様の輝きを放てるだろうか。