中国には「何も残らなかった」 枠内シュート0本…日本に「無気力」敗戦と韓国酷評
5バックを採用した中国、ボール支配率でも日本に対して29.9%対70.1%と劣勢
日本代表は現地時間7日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第2節の中国戦に臨み、前半40分にFW大迫勇也が値千金の決勝ゴールを決めて1-0で勝利した。コロナ禍の影響により中立地カタールのドーハ開催となった“アウェーゲーム”は、スコアこそ最少得点差だったものの、ボール支配率では日本から見て70.1%対29.9%と圧倒。5バックを採用するなど守備的にゲームを進めた中国の戦いぶりについて、韓国メディアは「何も残らなかった」と酷評している。
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W杯アジア最終予選の初戦でオマーンに0-1とまさかの敗戦を喫した日本は、中東カタールへと移動し、中国との異例の“アウェーゲーム”に臨んだ。中国はオーストラリアとの第1戦も、同じドーハのハリーファ国際スタジアムで戦い0-3と完敗したものの、移動なしで現地で長期間にわたってトレーニングを積んでおり、不気味な雰囲気を漂わせていた。
FWエウケソンら帰化選手を擁する中国は、日本に対してどんなサッカーを展開してくるのか――。だが、チームを率いるリー・ティエ監督が採用したのは超守備的な5バックシステムだった。特に前半は自陣に引きこもるサッカーに終始。日本相手に前半40分のFW大迫勇也の1点に抑えたとはいえ、チャンスらしいチャンスを作れなかった。
この中国の戦いぶりを酷評したのが、韓国のスポーツ・芸能総合サイト「OSEN」だ。日本にとってこの1勝が「7大会連続のW杯出場に向けて反撃の足がかりとなった」とした一方、「中国には何も残らなかった」と一刀両断。リー・ティエ監督は試合前、日本戦に向けて“秘策”を用意していると示唆していたが、フタを開けてみれば「中国の戦術は単純だった。彼らはラインを下げ、守備的に試合に臨んだ」と最終ラインの枚数を増やした消極的なスタイルで、それは試合のスタッツにも表れたと指摘している。
アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトのデータによれば、ボール支配率は日本の70.1%に対して中国はわずか29.9%。シュート数も日本の18本に対して中国は3本のみで、枠内シュートに至っては0本だった。「OSEN」はこの結果を受けて、日本戦での中国は「屈辱的な枠内シュート0本と、無気力な姿しか残っていなかった」と酷評。スコア上ではアジアサッカー界の“盟主”である日本に対して、中国が善戦したように見えるが、その差は歴然としたものだったと伝えている。
(FOOTBALL ZONE編集部)