「失態を取り戻す最低限の結果」 柴崎岳、最終予選黒星スタートからの中国戦辛勝に見解

「これを続けていかないと本当に意味がないものになる」

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 柴崎は、中国が圧力をかけてきた途中からボジションをややサイド気味に取るシーンが増え、テンポを変えるなど、チームとしてボールロストしないようなプレーを随所で選択していた。その根底には、オープンな展開は避けたいという意識があったという。

「チームをコントロールできたかどうかはいろんな人の価値観、見方があるので言い切れませんが、個人的に意識したのは、テンポが速すぎることで起こりえるカウンターの応酬とか、そういった展開を避けたかった。自分にボールが入ったところで、落ちつけるところは落ち着いた展開に戻そうとしていた。ボールを保持する時間を少しでも長くできれば、攻撃を食らうこともない。落ち着いて、ボールをあまり単調に失わないようにと心がけている部分が後半は特にありました」

 今最終予選で初勝利を挙げたとはいえ、初戦を落とした日本にとっては安心できる状況ではない。柴崎も「個人的には、一戦目の自分たちの失態を取り戻す最低限の結果だったと思います」と語る。

「これを続けていかないと、本当に意味がないものになると思います。一戦目のこともあるので、そこまで嬉しい気持ちにはなれなかった。気を引き締めて、また10月に向けて、パフォーマンスを個人的にも良くしていきたいと思います」

 柴崎は10月のサウジアラビア戦、オーストラリア戦が最終予選前半戦の鍵を握ると気を引き締めていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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