「最低限の結果」 大迫、決勝弾導く伊東の好クロスに感謝「話していた通りのボール」

先制点を決めたFW大迫勇也【写真:Getty Images】
先制点を決めたFW大迫勇也【写真:Getty Images】

ニアに飛び込んだ大迫が値千金の先制弾「良いゴールだったと思う」

 日本代表は7日、カタールのハリーファ国際スタジアムでカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第2節の中国戦に臨み、前半40分にFW大迫勇也が値千金の決勝ゴールを決めて1-0で勝利した。試合後、殊勲の大迫は「最低限の結果は出せた」と振り返っている。

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 アジア2次予選で8連勝(46得点2失点)を飾り、グループFで首位通過を果たした日本。2日に行われた最終予選初戦のオマーン戦は、MF南野拓実が怪我で欠場(その後離脱が決定)した影響などもあり、ホームで0-1と敗れる波乱の幕開けとなった。森保一監督はドーハに移動し、中4日で迎える中国戦に向けてオマーン戦からスタメン4人を変更。離脱したDF酒井宏樹に代わってDF室屋成、DF植田直通に代わってDF冨安健洋が入り、攻撃陣にはMF古橋亨梧とMF久保建英が起用された。

 5バックで守る中国に対して、日本は序盤から圧倒的にボールを保持。前半23分に久保の右足シュートが左ポストを直撃すると、同38分には久保のミドルシュートのこぼれ球にMF伊東純也、大迫と詰めて決定機を迎えたが決められず、嫌なムードも漂った。しかし、同40分に右サイドで伊東がドリブルで縦に仕掛けてクロスを入れると、大迫がニアでコースを変えてゴール。必勝態勢で臨んでいた日本にとっては、待望の先制ゴールとなった。

 このシーンについて大迫は「試合前から(伊東)純也と話していた通りのボールが来た。良いゴールだったと思う」とイメージ通りのゴールだったと振り返り、1-0の勝利については「(W杯最終予選では)簡単な試合は一つもない。我慢しながら、決めるべき時に決めると心掛けた」と語った。

「最低限の結果は出せた。最初の勝ち点3はいつも難しい。これをきっかけに勝ち点を取り続けたい」

 初戦でオマーンに0-1と、まさかの敗戦を喫した日本。必勝態勢で臨んだ第2戦、中立地ドーハでの戦いという難しい状況のなかで、経験豊富な頼れるストライカーがきっちりと結果を残した。

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