今季プレミアで「最も重要な選手」は? “C・ロナウド以上”の影響力と英識者が指摘
リバプールOBのコリモア氏、FWルカクのチェルシーにおける重要性を力説
今季のイングランド・プレミアリーグは、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのマンチェスター・ユナイテッド復帰が大きな注目を集めている。多くのスター選手がプレーするなかで、リバプールOBで解説者のスタン・コリモア氏は、リーグで最も重要な選手としてチェルシーのベルギー代表FWロメル・ルカクの名を挙げ、その影響力の大きさはロナウドやリバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクを超えると考えているという。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。
ルカクは昨シーズン、インテルのスクデット獲得に大きく貢献。移籍金9750万ポンド(約148億円)のメガディールによって、2014年以来となるチェルシー復帰が決まった。コリモア氏は「今シーズンのプレミアリーグでロメル・ルカク以上にチームにとって重要な選手はいないだろう」と、28歳のストライカーの重要性をことさらに強調している。
今季のプレミアリーグではユナイテッドにポルトガル代表FWロナウドが12シーズンぶりの電撃復帰を果たして、大きな注目を集めている。コリモア氏は「(ロナウドの復帰が)チェルシーのルカクよりも重要だと言う人はかなり多いだろうが、私はそうは思わない」と断言。「もしチェルシーがルカクを10試合も欠くことになれば、タイトル争いはもちろん、トップ4入りを目指すことにも大きな影響を及ぼすだろう」とチームに与える影響の大きさを語った。
チームへの影響度の大きさを語るうえでは、リバプールのファン・ダイクも比較対象となるだろう。膝の怪我で昨シーズンの大半を棒に振ったセンターバックの復帰は大きな意味を持つが、コリモア氏は「チェルシーにおけるルカクよりは代わりになる選手がいる」と、ルカク加入のインパクトがやはり上回っていると指摘した。
ルカクはチェルシーでの再デビュー戦となったプレミアリーグ第2節のアーセナル戦(2-0)で、強靭なフィジカルを生かしたプレーでディフェンス陣を圧倒。初ゴールも決めて復帰に花を添えた。久しぶりにロンドンに帰還した男は、すでにリーグで最も不可欠な存在となっているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)