怪物ロナウド、“新銀河系軍団”PSGのCL制覇を疑問視 「勝利は算数のようにいかない」
現役時代レアルでCLを優勝できなかった怪物ロナウド氏が持論を展開
パリ・サンジェルマン(PSG)は今季、バルセロナとの契約が満了したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを加え、レアル・マドリードへの移籍が報じられていたフランス代表FWキリアン・ムバッペも残留させた。世界的スター選手が名を連ねており、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝の筆頭候補に挙げられるが、かつて“銀河系軍団”と呼ばれたレアルでプレーした元ブラジル代表FWロナウド氏は、異論を唱えた。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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メッシを筆頭に、オランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥム(←リバプール)、スペイン代表DFセルヒオ・ラモス(←レアル)、イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ(←ACミラン)と、各ポジションに大型補強を行ったPSG。特にメッシ、ムバッペ、ブラジル代表FWネイマールの並ぶ3トップは脅威とされるが、CLでの優勝が保証されるわけではないと、ロナウド氏は話す。
「どこがCLを制すかという話をするのは早すぎる。青写真が見えてくるのは、準々決勝あたりからだ。PSGが筆頭候補かもしれないが、それは話題のことで、プレーしてみないと分からない。ピッチでは、いろいろな事象が影響を及ぼす。私は『銀河系軍団』と呼ばれたレアル・マドリードで5シーズンほどプレーしたが、一度もCLを優勝することはできなかった。最高の選手たちをチームに揃えたとしても、勝利は決して算数のようにはいかない。それはPSGにも当てはまるよ」
実際、ロナウド氏が加入した当時のレアルは、元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏、元ポルトガル代表MFルイス・フィーゴ氏、元イングランド代表MFデビッド・ベッカム氏らを擁し、銀河系軍団と呼ばれた。だが、ロナウド氏が加入する前の2001-02シーズンに優勝してからは、ベスト4、ベスト8、ベスト16、ベスト16、ベスト16と、欧州制覇から遠い位置にいた。
当時のレアルに比べると、守備にもタレントが揃っているように感じる新銀河系軍団PSGだが、ロナウド氏の読み通りの結果になるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)