不遇の24歳ユナイテッドMF、現状への“本音”を告白 「怒りを感じることもある」
ユナイテッド移籍後、“氷漬け”のMFファン・デ・ベークが胸中を打ち明ける
マンチェスター・ユナイテッドのオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークは2020年夏にアヤックスから加入したが、望むような出番を得られないまま1年が経過した。氷漬けを食らう同選手はクラブOBのリオ・ファーディナンド氏のポッドキャスト番組「Vibe with Five」で自身の置かれた状況について本音を打ち明けた。英紙「デイリー・メール」が報じている。
24歳のファン・デ・ベークはオランダの名門アヤックスで台頭し、レアル・マドリードらビッグクラブが注目する中でユナイテッドへ移籍。移籍金は3500万ポンド(約53億円)。オランダ代表にもコンスタントに招集され、将来有望だった。
しかし、ユナイテッドでは大きな壁にぶち当たっている。加入1年目はプレミアリーグで先発出場の機会がわずか4試合のみ。大半は残り数分から、多くても20分程度の途中出場で、合計で19試合の出場に終わった。FAカップやリーグカップが主戦場となって公式戦全体では36試合に出場したものの、不本意な1年となった。
今季も開幕から3試合でベンチ入りするもいまだ出番なしと氷漬けにされている現状について、ファン・デ・ベークは「チームの中に入れず、そんな状態でチャンスを待つというのは難しい。プレーしていなければ、それは簡単じゃない。それに自信も持てない。適応するのに少し時間がかかるのは当たり前だけど、もちろん満足はしていない。僕はプレーしたい。それは明らかだ。精神的にはとても難しい」と語っている。
それでも、24歳のMFは「毎日一生懸命トレーニングし、改善しようとしている」と腐ることなく日々のトレーニングでアピールを続けている。「ときには怒りを感じることもある」とフラストレーションも募らせているが、その一方で「監督は私のことをポジティブに捉えていて、『君が必要だ』と言ってくれた」と少しずつオレ・グンナー・スールシャール監督から評価されているとも感じているという。
今夏の欧州選手権は負傷で無念の欠場となるなど受難の時を過ごすファン・デ・ベーク。チームは大型補強を敢行して戦力を充実させているが、センターハーフは比較的層が薄いポジションなだけに、2年目の覚醒に期待だ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)