中国の帰化選手は「レベルが高い」 闘莉王、日本へ警鐘…実力を高評価「これは厄介」
「闘莉王TV」で中国代表の帰化組へ言及、ブラジル出身者の実力を高く評価
日本代表はカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選初戦でオマーンに0-1で敗れたなか、7日に第2戦の中国戦を迎える。7大会連続の本大会出場に最悪のスタートとなったが、元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は中国代表がチーム力強化のために加えたセレソン級の帰化軍団について「むちゃくちゃ良い選手。レベル高い」と評価。帰化選手の執念が森保ジャパンに対する脅威になると警戒を呼びかけている。
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初戦でオーストラリアに0-3で敗れた中国。一敗同士の対決となる日本に脅威が存在するという。
「帰化選手のレベルは高いですよ。むちゃくちゃ良い選手。日本にとっては良い情報ではない」
闘莉王氏は自身のYouTube「闘莉王TV」で、中国に加わった帰化選手のレベルの高さを評価している。
オーストラリア戦ではブラジル人の広州FCのFWエウケソン、プレミアリーグで活躍したDFブラウニングが先発。アラン、アロイージオ(共に広州FC)のブラジル人コンビはベンチスタートとなった。
この他にも今回は招集されていないリカルド・グラール(広州FC)という実力者も中国国籍を取得しており、ブラジルからの帰化組の実力を高く評価している。
ブラジル生まれの日系三世の闘莉王氏は渋谷幕張高校への留学で来日。2003年に日本国籍を取得し、04年アテネ五輪、10年南アフリカW杯で日の丸を背負ったが、中国の帰化選手たちのW杯にかける思いは並々ならぬものがあるという。
「この人たちはまず、自分たちの国でW杯には出られない。W杯で活躍したい気持ちが余程のものだと思う。それが(中国代表にとっては)プラス。(帰化で)文化、言葉、環境に慣れている。これは厄介」
スーパースター揃いのブラジル代表の攻撃陣で、W杯のメンバー入りが許されるのはほんのわずか。それでも、世界最高の舞台に立ちたいと願い、国籍を変えた実力者たちの執念に警戒を呼びかけていた。