吹田スタジアム初の日本代表戦でサポーターが規則違反 21時以降に太鼓を叩き物議

スタジアムの電光掲示板で通告も鳴り物止まず

 日本代表の応援マナーが物議を醸している。7日のキリンカップ決勝ボスニア・ヘルツェゴビナ戦は、今季オープンした市立吹田スタジアムで開催された。日本代表は1-2で敗れたが、スタジアム観戦における禁止事項として記載されている「21時以降の鳴り物の使用禁止」が守られなかった。

 今回のゲームは19時30分キックオフということもあり、後半30分前後で21時を迎えた。

 スタジアム内の大型ビジョンには、「21時になりました。条例により、当スタジアムでは21時以降は太鼓や拡声器などの鳴り物の使用は禁止されております。これ以降は、皆さんの声と手拍子で選手にエールを送ってください。ご協力のほど宜しくお願い致します」というメッセージが表示された。だが、スタンドの太鼓の音は試合終了まで止まることはなかった。

 日本サッカー協会のWEBサイト上でも、21時以降の鳴り物使用禁止はこのゲームに対する観戦のルールとして明記されていた。しかし、試合が佳境に入る時間帯での鳴り物禁止というルールの徹底は難しかったようだ。

 試合中に21時を回る時間帯のキックオフだったことが、規則違反の一因になったのかもしれない。今年に完成した関西地区で期待のサッカー専用の新スタジアムにおける初の日本代表戦で、痛恨の逆転負けとともに後味の悪さを残す結末となってしまった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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