本田が同点のチャンスを潰し号泣の浅野に共感せず 「泣く選手の気持ちは分からない」
負傷で2戦連続欠場 浅野の悔しさは認めるも「泣くなよと言いたい」
日本代表FW本田圭佑(ACミラン)が、7日のキリンカップ決勝ボスニア・ヘルツェゴビナ戦の後半アディショナルタイム3分の決定機で、消極的な横パスを選択し、同点のチャンスを潰した責任感から号泣したFW浅野拓磨(広島)について、「泣く選手の気持ちは分からない」と突き放すように語った。
日本代表合宿中に左膝の裏を痛めた本田は、キリンカップ2試合を欠場した。本田の代わりに先発したハノーバーMF清武弘嗣、G大阪FW宇佐美貴史は中盤で躍動し、高い連動性とテクニック、スピードでゴールに迫った。ライバルの台頭をベンチから見守った本田はこの日、A代表初先発を果たした浅野の試合後の涙についてこう語った。
「難しいなあ。まあ、2つありますよね。ミランでも負けて泣く選手がいますけど、『泣くなよ』って言いたいのと、泣くほど悔しいと思ったんじゃないですか。僕は泣かないので、泣く選手の気持ちは分からないということだけは言っておきます」
決定機でFW小林への横パスを選択した浅野の涙については若武者の悔しさを認めつつも、共感はできない様子だった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Image
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