警備員に制止された少年に近寄り、自撮り2ショットに応じた対応が話題に

　パリ・サンジェルマン（PSG）のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、世界年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」で最多6度の受賞を誇るスーパースターの1人だが、熱烈なファンに対しても一流の振る舞いを見せた姿が注目を浴びている。そのシーンに海外メディアは熱視線を送り「素晴らしいジェスチャー」と賛辞を送った。

　話題となっているのは、カタール・ワールドカップ南米予選のブラジル戦前のワンシーンだ。チームバスから降りたメッシに対し1人の少年が近づこうと試みるも、警備員の制止により引き離されてしまう。それを見たメッシは自ら少年のもとへ近寄ると、少年との自撮り2ショットに応じその場を後にした。

　熱烈なファンに対するメッシの粋な対応に、海外メディアが続々と反応。スポーツ専門局「ESPN」の情報番組「スポーツセンター」公式ツイッターは、そのシーンが収められた動画を投稿し「素晴らしいジェスチャーをし、少年の夢を実現するために近づいた」と絶賛すれば、英メディア「GIVE ME SPORTS」も「メッシが若いファンと交わした粋な計らい」と見出しを打ち、「一人の若いサポーターが一生語り継ぐことになるかもしれないジェスチャーのために、数秒を割いてくれたメッシの上品さに勝るものはない」と熱視線を注いだ。

　メッシは、2日のW杯南米予選第9節のベネズエラ戦（3-1）後、ピッチ内に侵入した一人の少年を抱きしめた神対応で称賛を浴びたばかり。ファンを大事にする心温まる対応に、再び脚光が当てられていた。