初先発の浅野が悔し涙… 起死回生の同点チャンスで消極的な横パス選択
痛恨の決定機逸で1-2のまま試合終了 優勝逃し涙を流す
日本代表FW浅野拓磨(広島)が、7日のキリンカップ決勝ボスニア・ヘルツェゴビナ戦の1-2で迎えた終了間際に、決定的なシュートチャンスで消極的な横パスを選択。決定機を潰した責任感から試合後、ピッチ上で悔し涙を流した。
右ウイングでA代表初先発となった浅野は、50メートル走5秒台のスピードを前面に押し出した。90分間奮闘したものの、1-2で迎えた後半アディショナルタイム3分に痛恨の瞬間を迎えた。
右サイドで清武のフリックからフリーで抜け出した浅野は、相手GKと1対1の場面を迎えた。だが、中央に走り込むFW小林へパスを出す消極的な選択を行い、これが相手にクリアされてしまう。これを清武がミドルシュートで狙うも、シュートは枠を捉えきれなかった。
試合終了のホイッスルを聞いた「ジャガー」の愛称を持つ浅野は、ピッチ上で泣いた。タオルで何度も顔を拭ったが、悔し涙を止められなかった。同点に持ち込むビッグチャンスを逃した日本は、このまま1-2で敗れた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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