「“王様”のような振る舞い」では勝てない オマーン戦出場14人を金田喜稔が採点
古橋を左サイドハーフに入れて「効果的なプレーができたかは疑問」
<途中出場>
■古橋亨梧(セルティック/FW/←ハーフタイムIN)=★★★
左サイドハーフに投入されて何か効果的なプレーができたかというと、疑問が残る。今季移籍したセルティックで公式戦9戦7ゴールと、今の日本代表選手で最も勢いがある選手。いろいろな動き出しのパターンやタイミングを持っているだけに、1トップか大迫との2トップにする形でのプレーを見てみたかった。
■堂安 律(PSV/MF/←後半18分IN)=★★★
1点が欲しい場面で右サイドに投入され、ボールも集まっていた。時折堂安らしさも見せ、パスを散らしていたが、自らがエリア内で仕掛けていくような迫力のあるシーンを思ったほど作れなかった。
■久保建英(マジョルカ/MF/←後半25分IN)=★★★
出場時間も限られたことで、良くもなく悪くもなくといった印象。膠着したあの時間帯では、久保の良さを引き出すための周囲との連動性も乏しく。効果的なプレーはあまり見られなかった。
[PROFILE]
金田喜稔(かねだ・のぶとし)
1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。
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(金田喜稔 / Nobutoshi Kaneda)
金田喜稔
かねだ・のぶとし/1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。