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仏代表DF、チェルシー移籍“破談”で激怒 セビージャへの“怒りの抵抗”に海外注目
DFジュール・クンデ、チェルシー移籍を見送ったセビージャからの連絡を拒否
選手の移籍には、多くの思惑が絡み合う。今夏、イングランド代表FWハリー・ケインは、マンチェスター・シティへの移籍を希望していたものの、所属クラブであるトッテナムが許可をせずに実現しなかった。同じくセビージャのフランス代表DFジュール・クンデも、欧州王者のチェルシーへの移籍を模索したが、こちらもクラブが拒否。しかし、ケインがトッテナムに対する忠誠心を示したのに対し、クンデはセビージャに怒り心頭のようだ。英紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)王者であるチェルシーは、夏の移籍市場でベルギー代表FWロメル・ルカクとスペイン代表MFサウール・ニゲスを獲得した。一方で、最終ラインにはクンデを補強する予定だった。
移籍市場の最終日、フランス代表DFクル・ズマをウェストハムに放出していたチェルシーは、セビージャに4700万ポンド(約71億円)のオファーを出したという。当初、この金額で両クラブは合意に達すると思われたが、土壇場になりセビージャは契約解除金の満額となる6800万ポンド(約103億円)を要求。これによりチェルシーは獲得を見送ることとなった。
すでにチェルシーと個人の条件面で合意に達したとされるクンデは、直近のエルチェ戦(1-1/リーガ・エスパニョーラ第3節)も欠場しており、移籍に向けて準備していたという。しかし、最終的にクラブ間合意に達することはなく、移籍が破談となり、クンデは激怒しているという。
記事によれば、「クンデはチェルシーへの移籍を阻止したセビージャに対して激怒し、フレン・ロペテギ監督やスポーツ・ダイレクターのモンチ氏からの連絡を無視している」という。現在、フランス代表に合流している同選手だが、1日のカタール・ワールドカップ欧州予選の第4節のボスニア・ヘルツェゴビナ戦(1-1)では、DFセアド・コラシナツに危険なタックルを見舞い、一発退場となった。移籍が実現しなかった鬱憤を、北ロンドンのクラブでプレーする相手にぶつけたわけではないだろうが、ピッチ内外でうまくいかない時期が続いている。
将来有望な22歳のセンターバックだが、自身の希望した進路に進めなかったあと、どのようなキャリアを歩むことになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)