「GKは結果」とハリルJ守護神争いに燃える西川 無失点に人一倍こだわる理由とは
2次予選無失点も、ブルガリア戦では川島が先発出場
日本代表の正GKを争う“笑顔の守護神”は、「どんな状況でも無失点が唯一目に見える結果」と、ハリル監督の母国相手に完封を狙っている。7日のキリンカップ決勝ボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦に向け、西川周作(浦和)がレギュラー争いに意気込んだ。
前日のトレーニングは攻撃的なものが多かったが、その中ではPKの練習もあったという。この大会では90分を終えて同点なら、即PK戦に突入。実際にボスニアも3日のデンマーク戦をPK戦の末に勝ち上がった。西川とPK戦と言えば、所属の浦和で5月25日に行われたAFCチャンピオンズリーグのラウンド16第2戦、FCソウルとのゲームが記憶に新しい。決めれば勝利という5人目のキッカーとして登場した西川だったが、キックを失敗し、最終的に浦和も敗戦。ハリル監督は招集メンバー発表の会見で「代表では蹴らせない」とも話していた。
「一番最初のピッチでのミーティングで、イジるような感じでありましたけどね(笑)。明日はそういうことも考えられますし、想定しておかなくてはいけないのかなと思います」
ハリル監督からも、直接PKについて冗談交じりで言葉があったという。それでも、PK戦に突入する可能性は頭において試合に臨むことを話した。
3日のブルガリア戦では、川島永嗣(ダンディー・ユナイテッド)が約1年ぶりに日本代表のゴールを守った。所属クラブが決まらずに川島が代表から外れている間、アジア2次予選のほとんどのゲームを正GKとして守ってきたのが西川だ。今後、この2人によるポジション争いは激化の一途をたどることが予想される。
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