「GKとは思えないパスカット」 鳥栖守護神、驚異的な“守備範囲の広さ”にJ公式注目
横浜FM戦で鳥栖GK朴一圭が驚異的な飛び出しで危機回避、Jリーグ公式が映像公開
サガン鳥栖は今季のJ1リーグで序盤戦から好調を維持し、27試合を終えた時点で暫定5位につけている。そのチームを全試合、最後尾から支えているのがGK朴一圭だ。安定したセービングだけでなく、ビルドアップ時の足元の技術にも定評があるが、Jリーグ公式YouTubeチャンネルはJ1第26節横浜F・マリノス戦(0-4)でのワンシーンに注目。相手の攻撃をフィールドプレーヤーのように阻止したプレーに、「GKとは思えないパスカット」と賛辞を送っている。
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31歳の朴はJFL、J3でキャリアを積み2019年に横浜FMに移籍。シーズン途中から正GKになると、15年ぶりのJ1優勝に大きく貢献した。20年途中から鳥栖に移籍し、今季は正GKとしてここまで全27試合にフル出場を続けている。
27試合22失点と5位につけるチームの守備に安定をもたらしているなか、Jリーグ公式YouTubeチャンネルは8月25日に行われたJ1第26節横浜FM戦のワンシーンに注目。前半29分、鳥栖は相手陣内で高い位置から圧力をかけるもパスをつながれ、左サイドの裏のスペースへグラウンダーのボールを入れられる。最終ラインのDFエドゥアルドも危険を察知して帰陣するも、背後を加速した相手FWレオ・セアラが抜け出そうとする危ない場面だったが、後方から朴が駆け上がってパスカット。GKが位置するとは思えないゴールから30メートル以上も離れた左サイドのタッチライン際で足元にボールを収めると、ルックアップしながら左足で前線へロングフィードを送った。
このシーンの映像を、Jリーグ公式YouTubeチャンネルが「守備範囲が広すぎるパク イルギュ。GKとは思えないパスカットをピックアップ!」と題して公開。「サガン鳥栖のパク イルギュ選手がスイーパーのようなパスカットを披露しました」との説明文を添えると、コメント欄にはファンから「守備範囲の広さはほんとにすごいし、セービングも上手い」「最高のキーパー」「11人目のフィールドプレイヤー」といった声が寄せられるなど、GKの枠を超えたプレーは多くのファンを魅了しているようだ。