川崎、怪我人続出で今後へ不安 浦和戦の試合中に4バック“全変更”のスクランブル

川崎フロンターレはDFジェジエウやDF車屋紳太郎らが負傷で今後に不安【写真:Getty Images】
川崎フロンターレはDFジェジエウやDF車屋紳太郎らが負傷で今後に不安【写真:Getty Images】

ルヴァン杯浦和戦、スタメン出場の4バック全員が交代やポジション変更も1失点で凌ぐ

 川崎フロンターレは1日のルヴァンカップ準々決勝第1戦の浦和レッズ戦で、敵地で1-1と引き分けて第2戦につなげた。このゲームでは、スタメン出場した4バックが全員試合中になんらかの形で入れ替わるスクランブルになった。

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 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場のため準々決勝からの登場となった川崎は、DF谷口彰悟が離脱中の状況で迎えたゲームに、DFジェジエウとDF車屋紳太郎のセンターバックコンビでスタート。右サイドにDFイサカ・ゼインを起用し、左サイドはDF登里享平が務めた。

 しかし、前半半ばに右サイドバックはイサカからインサイドハーフでスタメン出場していたMF橘田健人にチェンジ。鬼木達監督は「前半の早い時間でイエローを受け、そこからボールを取りにいけずに起点を作られた。全体にボールがそこで収まってしまった」と理由を説明した。

 さらに前半30分前後でジェジエウが左足の内転筋を気にするようなしぐさを見せ、担架に乗せられてDF山村和也と負傷交代に。後半35分には車屋がこちらも「筋肉系の問題だろうと思う」(鬼木監督)という負傷でDF田邉秀斗との交代を余儀なくされ、登里がセンターバックにシフト。これで最終ライン4つのポジションすべてが、試合開始からなんらかの変更をされることになった。

 そうしたなかで先制点を奪われながら、後半にMF家長昭博のPKで貴重なアウェーゴールを奪いつつ、引き分けに持ち込んだのは地力の証明か。それでも鬼木監督は中3日での第2戦、さらにその後を見据えて「これから考えるしかない。簡単な状況でないのは、今日だけじゃなく今後に向けても厳しいところ。ルヴァンカップの後は少し空くけど、すぐにACLもある。いろいろと考えると、いろいろな選手がいろいろなポジションでやるしかない」と、厳しい表情も浮かべた。

 東京五輪に出場した左サイドバックも務められるMF旗手玲央も、8月25日のJ1第26節アビスパ福岡戦(0-1)で負傷交代している。5日の準々決勝第2戦、その先も見据えると、川崎の最終ラインは難しい選手起用を強いられそうな状況だ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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