「少しずつでも改善しないと」 C大阪MF乾貴士、海外挑戦10年で感じたJリーグの課題

乾貴士が挙げた、Jリーグの課題とは【写真:©CEREZO OSAKA】
乾貴士が挙げた、Jリーグの課題とは【写真:©CEREZO OSAKA】

ドイツとスペインでプレーした乾はゲームスピードと球際を改善点に挙げる

 セレッソ大阪に10年ぶりに復帰した元日本代表MF乾貴士が、2日にオンラインで加入会見を実施。ドイツ、スペインでのプレー経験豊富なアタッカーは、ゲームスピードと球際の部分でJリーグに良き風を吹かせたいと意気込んだ。

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 乾は2011年夏、C大阪からドイツへ移籍。ボーフム、フランクフルトを経て、15年夏に憧れだったスペイン1部のリーガ・エスパニョーラでのプレーを勝ち取った。エイバル、ベティス、アラベスと所属し、昨季限りで2部に降格したエイバルからの退団が決まった。

 スペイン1部でのプレーを望んでいたとされるなかで、移籍先が決定しないまま時間が過ぎていたが、今回C大阪への復帰を決断した。

 乾はスペインでの6シーズンについて、「自分の財産になっている」と語る。

「スペインの一番の魅力は、サッカーIQが高くて、サッカーを知っている選手がたくさんいる。そのなかで、技術や点を取れる選手がたくさんいるのが楽しかった。6シーズンもスペインでプレーできると思っていなかった。小学生からやりたいと思っていたところでやれたのは、何にも代えがたい。その経験をセレッソの若手に伝えていけたら」

 ドイツ、スペインで10シーズンを過ごした乾は、「Jリーグがやっていくべきこと」を問われ、自らの見解を述べている。

「昨日の試合(ルヴァンカップ準々決勝G大阪戦)も見ましたけど、ゲームスピードはちょっと遅い部分がある。球際が緩いところも、たぶん日本人選手はある程度分かっていると思う。ちょっとずつでも改善しないといけない」

 かつてスピードと創造性あふれるドリブルでJリーグに旋風を巻き起こした乾が、33歳と円熟味を増したなかで、どのようにプレーで見せていくのか、期待は高まるばかりだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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