アーセナルが日本代表DF冨安健洋を「追跡した理由」 名門が期待する要素とは?
アルテタ監督は「高さと空中戦の強さ」を備えているディフェンダーの補強を期待
イングランドの名門アーセナルは欧州移籍市場の最終日となる8月31日、イタリアのボローニャから日本代表DF冨安健洋の獲得を発表した。日本人DFとしてプレミアリーグ名門の一員となったなか、英メディアは「アーセナルがシステムに適合するディフェンダーを追跡した理由」と取り上げている。
イタリアのボローニャで2シーズンを過ごし、センターバックとサイドバックの両ポジションでハイレベルなパフォーマンスを見せてきた冨安は、22歳という年齢もあり今夏のステップアップ移籍の噂が継続的に上がっていた。イタリア強豪のACミランやアタランタ、プレミアリーグのトッテナムなどが移籍先候補として囁かれてきたなか、8月31日の移籍市場最終日に大きく動いたのがアーセナルだった。
4年契約で1年延長のオプションが付き、移籍金1980万ポンド(約30億円)で正式契約したなか、英メディア『The Athletic』は「アーセナルがシステムに適合するディフェンダーを追跡した理由」との見出しで取り上げている。
「トミヤスはハイブリッドプレーヤーと期待されている。右サイドバックとセンターバックでプレーし、右ウイングバックもこなす。トミヤスは(ミケル・)アルテタ(監督)が求めていた高さと空中戦の強さを備えている。そして、かなり自由に両足を使える。トミヤスはほとんどの期間、トッテナムに移籍すると思われていたが、ジェイフェス・タンガンガのパフォーマンスが右サイドバック獲得の必要性を緩和した。結果、アーセナルが急浮上した」
記事では、冨安がイングランド代表DFカラム・チャンバース、ポルトガル代表DFセドリック・ソアレス、イングランド代表MFエインズリー・メイトランド=ナイルズとポジション争いを繰り広げると予測している。
開幕3試合で9失点(無得点)と守備の課題を露呈しているアーセナル。冨安は噛み合わないチームの救世主となれるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)