アーセナル退団のウィリアン、14年ぶり母国名門へ復帰 「お金が理由ではないと示せた」
古巣コリンチャンスへの加入発表、アーセナルにわずか1年で別れ
ブラジルの名門コリンチャンスは8月30日、アーセナルと双方合意の下で契約解除した元ブラジル代表MFウィリアンの加入を発表した。2020-21シーズンの開幕前、アーセナルと3年契約を結んだウィリアンは、わずか1シーズンで新天地を求めることとなった。チェルシー時代を含め、8シーズンにわたってイングランドでプレーしたウィリアンは、自身のインスタグラムで思いを綴っている。
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昨季開幕前、7シーズンにわたってプレーしたチェルシーと契約がまとまらず、同じロンドンのライバルへフリー移籍したウィリアンだったが、アーセナルでは公式戦37試合に出場したが1得点7アシストにとどまった。今季はミケル・アルテタ監督の構想から外れる形となり、大型契約を結んでいたアーセナル首脳陣は、かつて所属したドイツ代表MFメスト・エジルと同じように、戦力外となった選手に対しても高額な年俸を払うことになると考えていたが、ウィリアンはクラブとの契約を解除し、母国へ戻る決断を下した。
ウィリアンは、自身の公式インスタグラムを通じて複数のメッセージを投稿。アーセナルのユニフォーム姿の画像には、「僕にチャンスをくれたこと、そしてクラブの全員が温かく受け入れてくれたことを感謝したい」と、古巣となったクラブに感謝しつつ、批判に対しての反論を続けた。
「ピッチでは、計画したような、想像したような方向には進まなかった。多くの批判を、特にメディアから受けた。僕の加入は、金銭的な理由によるものだと書かれた。でも、今回の僕の行動が、その人たちにとっての説明になり、理解を得られていることを期待するよ。これもサッカーの一部だと理解はしているけど、そうした人たちが今回のことを教訓にし、物事を早急に判断し過ぎて、良くない環境を作り出すことがなくなることを望むよ」
その後も、いかに自身がキャリアを通じて勝利を求めていたか、そしてアーセナルでそれを達成できなかったことを詫びたウィリアン。14年ぶりに復帰することになるコリンチャンスでは、再び勝利に彩られたキャリアを取り戻すことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)