「“9番”がいなくても…」 C・ロナウド&ケイン獲得失敗も…シティMF“影響なし”強調
アーセナル戦で先制点のギュンドアン、ストライカー不在でも「何も恐れることはない」
マンチェスター・シティは、今夏の移籍市場で退団したアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ(→バルセロナ)に代わる新たなストライカー獲得に動いていた。しかし、トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケイン、ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(→マンチェスター・ユナイテッド)の獲得に失敗。移籍市場が閉まるまでに、新たなストライカーを加えられない可能性が高まっている。しかし、チームに動揺はないと英紙「デイリー・エクスプレス」が報じている。
昨シーズン限りでアグエロが契約満了となり、バルセロナへ移籍。シティはケインの獲得に動いたが、トッテナムは放出する意思を見せず破談に。さらに、かつて宿敵ユナイテッドの英雄だったロナウドの獲得に動いたが、こちらもそのユナイテッドに契約をまとめられてしまった。
チームの得点源となるストライカーが不在のシティだが、28日の第3節アーセナル戦では5-0と大量得点を挙げて勝利。前半7分に先制点を決めたドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンは、「ストライカーが不在であっても、何も恐れることはない」とコメントをしている。
「僕たちは昨シーズンも似たような状況にあったけれども、多くのゴールを挙げることができた。それに今シーズンの序盤の2試合、“9番”はいなかったけれども僕たちは10得点を挙げている。僕たちはこの状況を受け入れないといけないし、そのなかで最善を尽くすだけだよ。危険な状態になったとしても、対応するだけだよ」と、アグエロが長期離脱していた昨季と今季の滑り出しを引き合いに出して、補強失敗による影響はないと語った。
開幕戦でこそ、トッテナムに0-1で敗れたシティだが、その後はノリッジとアーセナルに5-0というスコアで連勝している。移籍市場はまだ開いているが、このままシティはストライカーの補強なしに、シーズンを戦うことになるのだろうか。