「VARが追放」 J1徳島コーチ、退場処分の“珍事”に海外注目「奇妙な光景」
スペイン人コーチ・マルセル氏の“VAR退場劇”に海外ジャーナリスト熱視線
J1リーグ第27節のアビスパ福岡対徳島ヴォルティスの一戦(3-0)で、徳島のスペイン人コーチ・マルセル氏がビデオ・アシスタントレフェリー(VAR)チェックを経たうえで退場処分を命じられた。このシーンは海外でも反響を呼び、ブラジル人ジャーナリストは「奇妙な光景」と熱視線を送っている。
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“珍事”が起きたのは前半37分、ピッチ上でのファウルから一旦プレーが止まると、VARからの進言を受けた飯田淳平主審がオンフィールド・レビューを実施。ジャッジの対象は、直前のセットプレー時の判定に納得がいかなかったマルセルコーチがベンチ前のペットボトルを蹴り上げた行為に向けられ、映像確認後、飯田主審は同コーチに対し退場処分を命じた。
VARには主審が確認できなかった重大な事象へ介入できる規則が設けられている。飯田主審はマルセルコーチがペットボトルを蹴り上げた行為を認識していなかったが、VARからの進言を受けて同コーチの振る舞いが退場に当たるかどうかのジャッジを下した。
今回の事象は国内のみならず、海外でも反響を呼んでいる。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」に記事を寄稿する同国人ジャーナリストのチアゴ・ボンテンポ氏は、自身のツイッター上で「Jリーグの奇妙な光景 徳島ヴォルティスのマルセル・サンズ・ナバーロがピッチの端でボトルを蹴ったとして、VARが作動して追放した」と綴り、世界的にもあまり例を見ないシーンに驚きの声を上げていた。
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