伝説の悪童FWも「相手に敬意を示していた」

　またネイマールは、試合中に相手を嘲笑うかのようにヒールリフトなどのトリックプレーを乱発し、対峙する相手マーカーから報復を受けている。ルイス・エンリケ監督も苦言を呈するほどネイマールの才気は時に物議を醸すが、同紙記者の「彼はフットボールの美しさを全面に押し出すがあまりに、相手が好まぬやり方でテクニックやトリックをひけらかすが、ブラジル人選手の相手への敬意の欠落をどう思うか？」との質問に、ペレ氏は率直に答えた。

「ブラジル人の全員がやるプレーではない。ジーコも私もしなかった。共通ではないし、どの選手にも独特なスタイルがある。だが、相手に敬意を示す必要がある。ロマーリオのようにだ」

　ペレ氏は元日本代表監督のジーコ氏、1994年アメリカ・ワールドカップ優勝メンバーのロマーリオ氏ら伝説の名手の名前を挙げて、対戦相手には敬意を表すべきだと、セレソンの若きエースに苦言を呈していた。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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