「今年最も不条理なゴール」 ビジャレアル、勝利目前での失意の連係ミスに現地騒然

連携ミスでOGを献上してしまったビジャレアルDFアイサ・マンディ【写真:Getty Images】
連携ミスでOGを献上してしまったビジャレアルDFアイサ・マンディ【写真:Getty Images】

ビジャレアルDFマンディのバックパスにGKルジが対応できずに、同点ゴールを献上

 スペイン1部ビジャレアルは現地時間29日、敵地でのリーガ・エスパニョーラ第3節でアトレティコ・マドリードと対戦。昨季王者相手に勝利目前まで迫ったが、後半アディショナルタイムにまさかのオウンゴールで2-2のドローに終わり、スペインメディアも「今年最も不条理なゴール」と伝えている。

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 敵地に乗り込んだビジャレアルは、後半7分にスペイン人MFマヌ・トリゲロスのゴールで先制。直後に同点に追いつかれるも、同29分にオランダ代表MFアルノー・ダンジュマが勝ち越し点を奪い、リードを保ったままアディショナルタイムに突入する。

 悲劇はアディショナルタイム5分に起こった。ビジャレアルはアルゼンチン代表GKヘロニモ・ルジがゴールキックで前線に蹴り出すも、こぼれ球を拾われてアトレティコ・ボールに。スペイン代表MFサウール・ニゲスがすかさずロングボールを放り込むと、ビジャレアルのアルジェリア代表DFアイサ・マンディがヘディングでバックパスを試みたが、ルジとの息が合わずにボールは無人のゴールへ。そのまま同点オウンゴールとなってしまい、ビジャレアルの選手たちは失意でピッチに倒れ込んだ。

 敗戦目前からアトレティコファンは歓喜に沸いたが、スペイン紙「マルカ」は「今年最も不条理なゴール」と見出しを打ち、「コミュニケーションの欠如でGKは対応しきれず、ボールは無人のゴールに吸い込まれた」と伝えている。

 試合終了のホイッスルが鳴るまでは何が起こるか分からない。まさに、そんな劇的な展開だった。

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