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ヴァーディのアーセナル移籍は6日に決着へ すでにクラブ間合意もレスターが土壇場で必死の慰留
4年契約で合意と英メディア報じる EURO参戦への出国前が最終回答の期限か
レスター・シティは、アーセナルとイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディの放出に関してクラブ間合意に達している一方で、土壇場で年俸増額を提示してスーパーエースの慰留に必死に動いていることが明らかになった。英国営放送「BBC」が報じている。
今季24ゴールを挙げ、奇跡のプレミアリーグ優勝に導いた「おとぎ話」の主役の放出を、レスターは許可していた。すでに移籍はクラブ間合意に達しており、アーセナルは4年契約と年俸の大幅アップを提示しているという。
ヴァーディは去就決断について迷いを見せているが、現地時間6日に欧州選手権(EURO)が開催されるフランスに向かうため、このフライトまでにアーセナルに最終的な意向を通達する流れになっているとレポートされている。
現地メディアでは、ヴァーディのアーセナル移籍は秒読み段階と報じられている。アーセナルのフランス代表FWオリビエ・ジルーがヴァーディの移籍願望を暴露。ヴァーディや結婚式を挙げたばかりの妻レベッカさんにはレスターサポーターからツイッターで批判が殺到するなど、大騒ぎになっている。
レスターは2月にヴァーディと契約延長したばかりだが、アーセナルからのオファーに対抗するべく年俸増額を準備。エース残留に向けて土壇場で必死に動いているという。日本代表FW岡崎慎司と絶妙な連携を誇ったヴァーディだが、高速プレッシングと一撃必殺のカウンターを武器とした相性抜群の2トップは今季で見納めとなるのか。それとも、レスターの慰留工作が成功するのか。EURO参戦を前に、エースの去就問題が決着の時を迎えようとしている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images