酒井宏樹が明かした浦和加入後の“収穫と課題” 「非常に向上した」部分とは?

5試合連続フル出場となったDF酒井宏樹【写真:Getty Images】
5試合連続フル出場となったDF酒井宏樹【写真:Getty Images】

14日のサガン鳥栖戦でデビュー後、16日間で5試合フル出場のタフな日程を消化

 浦和レッズの日本代表DF酒井宏樹は、29日のJ1第27節アウェーでの湘南ベルマーレ戦(0-0)でフル出場。8月14日に浦和で移籍初戦を迎えてから、16日間で5試合フル出場とタフな日程を消化した。

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 浦和は湘南の厳しいプレスに手を焼きつつも、前後半に1回ずつ決定機を作った。しかし、そこで決められなかったことが響いてスコアレスドローに終わった。酒井はこの試合について「ベルマーレは前に強い選手がいてインテンシティーの高い試合になった。もちろん勝利を求めて90分やったけれども、そう簡単にはいかない。疲れがあったのも事実なので、そこも認めないといけない。湘南もすごくオーガナイズされたチームで、厳しい試合だった」と振り返った。

 酒井は2012年の夏に柏レイソルからドイツのハノーファーへ移籍すると、16年夏にはフランスの名門マルセイユへ移籍。今年の5月まで通算9シーズン欧州でプレーし、夏のウインドーで浦和に加入した。東京五輪にオーバーエイジの一員として出場した後、14日のサガン鳥栖戦(2-1)がデビュー戦だった。

 そして、18日の天皇杯ラウンド16の京都サンガF.C.戦(1-0)も含め、この湘南戦まで公式戦5試合連続でフル出場。酒井1人が守るものではないが、浦和は酒井加入からの5試合でわずか1失点。この日の湘南戦まで4試合連続で無失点となった。

 鳥栖戦では「90分間、頭を使いっぱなしだった」とも話した酒井だが、この湘南戦を終えると「個々の連係に関しては非常に向上してきた。僕のプレーを把握してもらうところ、他の選手のプレーも把握できてきていると思うけど、チームの戦術、相手チームとの戦術の落とし込みという部分では向上の余地があると思う」と、リカルド・ロドリゲス監督の率いるチームへの順応が進んでいることを表現した。

 この後は、久々にJリーグの所属選手としてワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨む日本代表へ合流する。その活動に向け酒井は「どこの所属でも代表は変わらない。大事な初戦なので、チームの勝利に貢献できるように頑張りたい」と力を込めた。まずは2日のオマーン戦で、日本の右サイドに強固なブロックを作る姿が期待される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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