浦和ロドリゲス監督、来日後の“ジンクス”告白 「個人的に勝ったことがない」
湘南相手に今季公式戦で未勝利、徳島監督時代からの“苦手意識”を明かす
浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は、29日のJ1第27節アウェーでの湘南ベルマーレ戦に0-0で引き分けた試合後、「個人的にも湘南には勝ったことがない」と、苦手な対戦相手になっていることを明かした。
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浦和は前半にMF大久保智明、後半にはMF江坂任が決定機を迎えたもののシュートを枠外に飛ばし、スコアレスドローに終わった。全体的な試合内容は低調で「疲れはやはり、ないとは言えない。これだけの試合数で3つの大会(J1リーグ、ルヴァン杯、天皇杯)を戦っている。疲労はあって当たり前。特に8月は試合が多かった」と、連戦の厳しさは否めなかっただけに、「前半と後半に1回ずつあったチャンスを決められていれば」と悔やんだ。
今季はルヴァン杯のグループステージでも同組に入った両者は、これで4試合中3試合が0-0の引き分け。リーグ戦のもう1試合は、GK鈴木彩艶のエントリー資格問題で没収試合として湘南の3-0勝利扱いになっているが、その時点でのピッチで起こったスコア自体も3-2で湘南が勝利していた。
ロドリゲス監督は「今年は湘南を相手に勝ったことがなく、個人的にも湘南には勝ったことがない」と話した。2017年に当時J2の徳島ヴォルティスで監督就任したロドリゲス監督は、その初年度に当時J2だった湘南と対戦し、2連敗の記録が残っている。そして、2019年のJ1昇格プレーオフでは1-1だったが、引き分けの場合、湘南のJ1残留というレギュレーションだっただけに、実質的には敗戦に近い意味合いだった。
そして、今季が前述の通りに1敗3分と未勝利が続いた。17年は現京都サンガF.C.の曺貴裁監督、以降は現在の浮嶋敏監督の率いる湘南だが、ロドリゲス監督は「湘南は前から強く来る球際や戦うところが優れている。今日の試合で言えば、最終ライン5人と中盤3人のブロックを崩すのは簡単ではなかった」と話す。徳島でも浦和でもボールを保持しながら攻撃するチームを作るロドリゲス監督と、ハイプレス型の湘南の相性が表れていると言えるのかもしれない。
今季の対戦はこれで終了となるが、来季のロドリゲス監督は湘南相手のジンクスを打ち破れるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)