PKキッカー巡り揉め事も…“金メダル獲得”FWをエバートン監督称賛 「嬉しく思う」
ブライトン戦で同僚FWと揉めたリシャルリソンの“姿勢”にベニテス監督が言及
エバートンは28日に行われたプレミアリーグ第3節でブライトンと対戦し、2-0で勝利した。試合中にPKのキッカーをチーム内で争いが勃発したが、ラファエル・ベニテス監督は、意に介してないようだ。英地元紙「リバプール・エコー」が報じている。
問題が起きたのはエバートンが1-0とリードして迎えた後半13分、アイルランド代表DFシェイマス・コールマンがエリア内で倒されてPKを獲得した場面だ。東京五輪でブラジル代表の金メダル獲得の立役者となったFWリシャルリソンがボールを持ち、キッカーに名乗りをあげた。しかし、イングランド代表FWドミニク・キャルバート=ルーウィンとの争いになり、最終的にはキャルバート=ルーウィンがキッカーを務め、確実にPKを決めている。
試合後、ベニテス監督はPKキッカーについて触れ、「私たちは、PKについて話をしていた。もし2つのPKを獲得したら、最初のPKはドミニク、2つ目は彼(リシャルリソン)が蹴ることになっていた」と、前もって決まっていたことを明かした。さらにスペイン人監督は、「彼は得点を決めたがっていて、それは普通のことだ。ドミニクがゴールを決め、私たちは良いプレーをして、勝つことができた。だから全員が嬉しく思っているはずだ。リッチー(リシャルリソン)も、それは理解しているはずだ」と、問題ないことを強調した。
リシャルリソンは、パリ・サンジェルマン(PSG)が獲得を希望していると報じられている。その影響があったのかと問われたベニテス監督は、「そうは思わない」と答え、「彼は戦おうとしているのだから、私にとってはポジティブなことだ。彼はコパ・アメリカに出て、オリンピックに出て、休暇なしで戻ってきたことを忘れてはいけない。でも、チームのために全力で取り組んでくれている。私は彼の姿勢を嬉しく思っているし、2つのPKを得たら、2つ目は彼が蹴るべきだと思っている」と、あくまで最初のPKはキャルバート=ルインだと主張した。
リーグ戦3試合を消化して2勝1分けで4位のエバートン。元リバプールのベニテス監督の招聘には賛否があったが、チームは着実に結果を残している。
(FOOTBALL ZONE編集部)