モウリーニョ監督、“元教え子”ロナウドのユナイテッド復帰について言及 「完璧な取引」
スクデット争いへの影響については「シモーネ・インザーギ監督に聞くべき」と明言せず
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間27日、ユベントスからポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを完全移籍で獲得したことを発表した。世界中を驚かせたスーパースターの13年ぶりとなる古巣復帰だが、かつて“赤い悪魔”でも指揮を執ったポルトガル人のジョゼ・モウリーニョ監督は、ポジティブな印象を持っているようだ。英紙「メトロ」が報じている。
今シーズンからセリエAのASローマで指揮を執るモウリーニョ監督。ロナウドとは、レアル・マドリード時代に共闘しただけでなく、ジョルジュ・メンデス氏を代理人にしているという共通点もある。
ロナウドの移籍について、モウリーニョ監督はこのようにコメントしている。
「私が言えることは、基本的なことで、論理的なものだ。ユベントスが幸せで、ロナウドが幸せで、マンチェスター・ユナイテッドが幸せであれば、それは完璧な取引ということだ。もはやロナウドについては、話をする必要もないだろう。彼は歴史を作り、この20年間トロフィーを勝ち取り続けた。それ以上に言うことはない」
ベルギー代表FWロメル・ルカクがインテルからチェルシーへ、ロナウドがユベントスからユナイテッドへ移籍したことで、セリエAからは世界的なストライカーが2人いなくなり、その影響は優勝争いにも出ると見られている。
しかし、モウリーニョ監督は「ユベントスがロナウドを失ったことで、スクデット争いに何か影響があるか? その質問は私ではなく、(インテルの)シモーネ・インザーギ監督にするべきだ」と、自身が率いるローマが優勝争いに加わるかについては言及を拒んだ。
昨シーズン、セリエAで4位にとどまったユベントスで29得点を挙げてセリエA得点王に輝いたロナウド。モウリーニョ監督にとって彼の移籍は、ユベントス戦での心配事が一つなくなった歓迎すべきことなのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)