「動き出しのお手本」 鹿島FW上田、“マリノスキラー”ぶり発揮のバースデー弾に称賛
横浜FM戦の前半30分、ピトゥカのスルーパスに抜け出してチーム2点目をマーク
鹿島アントラーズの日本代表FW上田綺世は、28日に行われたJ1リーグ第27節横浜F・マリノス戦(2-0)で2試合連続ゴールを決めた。23歳の誕生日での価値あるゴールに称賛の声が寄せられている。
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鹿島は前半15分、チーム内得点王のMF荒木遼太郎のヘディング弾で先制。同30分、今度は上田が持ち味を発揮する。
自陣でボールを奪った鹿島がカウンターを発動し、MFディエゴ・ピトゥカがドリブルで持ち上がって右サイドからスルーパスを供給。これに反応した上田はペナルティーエリア内に侵入すると、技ありの右足アウトサイドシュートを流し込み、追加点を奪った。
「ボールを奪ってからピトゥカが前を向いた時、僕は最初サイドに起点を作ろうと思って一回開いたけど、ピトゥカがドリブルで運んできてくれて、センターバックの畠中(槙之輔)選手相手に2対1を作れたので、僕はよりゴールに近い選択肢をタイミングよく選べたし、それを感じ取って良いパスを出してくれたので決められた」
上田は横浜FM戦で5試合6ゴールと“マリノスキラー”ぶりを発揮しているが、本人は「(横浜FM戦が)得意なイメージとかはないけど、ハイラインというのは分かっていたし、自分の動き出しという武器は生きやすいんじゃないかと思う」と語っている。
Jリーグ公式ツイッターにゴールシーンの動画がアップされると、「マリノスキラー上田綺世」「結局上田」「動き出しのお手本」といったコメントが寄せられた。
「たまたま誕生日。貴重な勝利になったと思うし、チームも勝ってこれから勢いに乗っていけたらいい。素晴らしい誕生日になりました」
殊勲の活躍にどこまでもクールな上田だったが、鹿島が川崎フロンターレ、横浜FMの双璧に食らいついていくためには、23歳となったストライカーの活躍は欠かせない。