ユベントス、大黒柱ロナウド退団の補填にイタリア代表FWを26億円で“買い戻し”へ
下部組織出身で、19年まで所属していたモイーズ・キーン獲得が濃厚
イタリア・セリエAの強豪ユベントスは、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが電撃移籍してアタッカーに穴が生まれたが、イングランドから若手の買い戻しを行うことで対応した模様だ。イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」が報じている。
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ユベントスはマッシミリアーノ・アッレグリ監督が現地時間27日の記者会見で、「昨日、ロナウドにもうユベントスでプレーする意志はないと言われた。そのため明日の試合のメンバーには入らない」とコメント。そして、その日のうちに古巣マンチェスター・ユナイテッドへの電撃復帰が決まった。
エースの抜けたユベントスは、28日に行われたエンポリ戦で昇格組を相手に0-1とまさかの敗戦。アタッカーの補強が注目されていたが、レポートではイングランド・プレミアリーグのエバートンからイタリア代表歴を持つ21歳の若手FWモイーズ・キーンの獲得を決定。すでにトリノの空港に着陸した姿がキャッチされ、現地時間29日のメディカルチェック後に正式契約を結ぶという。
キーンはユベントス下部組織の出身で、2016年に16歳でデビューした経歴を持つ。その後、19歳でイタリア代表にデビューし、19年8月にはエバートンへと完全移籍。昨季はフランスの強豪パリ・サンジェルマンに期限付き移籍してリーグ戦26試合出場13ゴールという成績だった。
ユベントスはエバートンに対して条件を満たした場合の買い取り義務が付帯する期限付き移籍で、総額2000万ユーロ(約26億円)でクラブ間交渉をまとめたという。そして、エバートンに移籍した当時は2800万ユーロ(約36億円)だったとして、放出時よりも低い値段で買い戻すことになるようだ。
高額年俸やプレースタイルなど功罪両面が指摘されたロナウドが去ったユベントスの前線は、イタリアの将来を担う若手FWの成長に期待されつつ託されるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)