アーセナル、無得点でのプレミア開幕3連敗を英紙酷評 「悲惨」「ホラーショー」
トップリーグでの開幕3戦連続ノーゴールは66年ぶり
プレミアリーグ第3節が28日に行われ、昨季王者マンチェスター・シティがアーセナルを5-0で粉砕した。これで開幕から無得点で3連敗となったアーセナルを現地メディアや記者から酷評されている。
シティの本拠地エティハド・スタジアムで行われた一戦。アーセナルはシティ相手に5-4-1システムを敷いてスタートしたが、前半7分にドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンに先制ゴールを献上。サイドに揺さぶりを懸けられ、クロスからいとも簡単にヘディングシュートを許した。さらに、同12分にはFWフェラン・トーレスにもゴールを奪われた。
2点のビハインドを負って劣勢のなか、同35分にはスイス代表MFグラニト・ジャカがDFジョアン・カンセロへの両足タックルで一発退場。前半終了間際の43分にはブラジル代表FWガブリエル・ジェズスに決定的な3点目を奪われた。
60分近くを10人で戦ったアーセナルは後半にもトーレスとMFロドリにゴールを許し、大量5失点で完敗。放ったシュートはわずか1本となす術がなかった。
アーセナルはこれで開幕3連敗。いまだゴールがない一方で失点は9を数え、試合終了時点でリーグの単独最下位に沈んでいる。英メディア「Squawka」によれば、トップリーグで開幕3試合連続無得点は1954-55シーズン以来66年ぶりで、クラブ史上でもわずか4度しかない珍事となる。
英地元紙「ロンドンイブニング・スタンダード」は泥沼の3連敗について、「悲惨」「エティハドでのホラーショー」などと報じ、ミケル・アルテタ監督へのプレッシャーがさらに大きくなっていることを伝えた。
英国人ジャーナリストのヘンリー・ウィンター氏も自身のツイッターで、「勝ち点なし、ゴールなし、ファイトなし、リーダーシップなし、気力なし、集中なし、明確な戦術なし、一貫した選出なし、そしてベンチからの指示もなし」とアーセナルを全方位から酷評している。
出だしで大きくつまずき、文字通りどん底へと沈んだ“ガナーズ”。アルテタ監督は率いるチームはこの窮地を脱することができるのだろうか。