マジョルカ久保は「非常に良い」 ”躍動プレー”を現地称賛「理解を深めていた」
2試合連続で先発出場したエスパニョール戦のプレーに地元紙が熱視線
マジョルカの日本代表MF久保建英は現地時間27日、リーガ・エスパニョーラ第3節エスパニョール戦に2試合連続で先発出場し、右サイドハーフに入り攻撃を牽引。1-0の勝利に貢献し、チームは2連勝を飾った。得点には絡めなかったものの、躍動感を示した久保のプレーに現地メディアは熱視線を送り、「非常に良い試合だった」と賛辞を送っている。
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本拠地ソン・モイシュにエスパニョールを迎えた一戦で、久保は右サイドハーフでスタメン出場。この日1トップに入った前節決勝弾のFWフェル・ニーニョと好連係を築き、前半3分に中央でのワンツーでシュートチャンスを演出すると、同21分には敵陣右サイドでパスを受け巧みなターンからドリブルを開始し、左足でF・ニーニョへ完璧なスルーパス。シュートは相手GKのセーブに遭ったが、決定機を創出した。
前半27分にMFダニ・ロドリゲスのゴールで先制した後も久保は、右サイドで存在感を発揮。同43分にはカウンターから敵陣右サイドのペナルティーエリア手前でD・ロドリゲスからパスを受けると、中にボールを持ち出して左足を一閃。強烈なシュートが枠に飛ぶが、相手GKディエゴ・ロペスに防がれた。後半にも独特なステップから左足を振り抜くシーンを見せるなど、同41分にベンチへ下がるまで攻撃陣の一角として存在感を示し、チームの2連勝に貢献した。
躍動感を示した久保に対する評価は高く、スペイン紙「マルカ」の選手採点ではチーム最高タイの2つ星評価が与えられ、レポート内で「日本人と試合の唯一のゴールを決めたダニ・ロドリゲスによる素晴らしいパフォーマンス」とも記された。さらに、マジョルカの地元紙「Diario de Mallorca」ではこの試合で最も輝いた選手として選出され、攻撃を牽引した働きぶりに賛辞を送っている。
「日本人選手の非常に良い試合だった。ルイス・ガルシア監督のお気に入りの選手の1人であることを証明し、彼はエスパニョールの守備陣を混乱させた。不思議なことに、前半27分にダニ・ロドリゲスが決めたゴールは(マルティン・)バリアント、(ブライアン・)オリバン、フェル・ニーニョが参加したプレーの中で生まれたものだった。この日本人アタッカーは右サイドでプレーし、昨シーズン、ビジャレアルで一緒にプレーしたフェル・ニーニョとの理解を深めていた。マジョルカは、その素晴らしい勢いを最大限に活かしている」
ここまで得点には絡めていないものの、ピッチ内で存在感を示している久保。スペイン挑戦3年目での活躍に期待が懸かるなか、新シーズンでまずまずのスタートを切れていると言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)