スペイン紙選出の「EURO欠場ベストイレブン」 香川、岡崎の同僚の名前も…

野戦病院化しているイタリアの中盤

 ダブルボランチにはイタリアのマルコ・ヴェラッティ(PSG)とクラウディオ・マルキージオ(ユベントス)の名前が並んでいる。両者とも負傷の影響によって不参加が決まり、中盤の生命線となるはずだったアズーリには大誤算となった。さらにリッカルド・モントリーボ(ACミラン)も負傷するなどイタリア代表の中盤は大会前から野戦病院化しており、アントニオ・コンテ監督も頭を悩ませている。

 2列目の3人にもワールドクラスのプレイヤーが並ぶ。ドイツのマルコ・ロイス(ドルトムント)は足首の靭帯断裂によって14年W杯を逃したのに続き、今回も負傷によって再び悲劇を味わった。日本代表FW岡崎慎司の同僚MFダニー・ドリンクウォーター(レスター)も、イングランド代表の最終候補に選ばれながら、ロイ・ホジソン監督は非情な決断を下した。

 レアル・マドリードの「ウンデシマ(11度目の欧州王座)」のメンバーとなったイスコも、11人のリストの中に入った。アンドレス・イニエスタ(バルセロナ)やダビド・シルバ(マンチェスター・シティ)ら多士済々のスペイン攻撃陣の中では、出番が限られるとの判断だったことは明確だ。

 

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