「勝て!勝て!勝て!」 ハリル監督が日本代表選手に要求する勝利への執念

ハリルホジッチ監督が語った日本人に足りない”勝者のメンタリティー”

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が、“勝つ文化”構築のために常に勝利を追い求めることを選手に要求している。7日のキリンカップ決勝ボスニア・ヘルツェゴビナ戦に向けた記者会見の席上で、「トレーニングでもメッセージは『勝て!勝て!勝て!』だ」と宣言している。

 ハリル監督が日本代表メンバーに疑問を感じたのは、そのトレーニングセッションでのことだった。指揮官曰く、「トレーニングの中で負けた時に冗談を言っている選手がいた」のだという。メニューの中には、フットテニスやミニゲームといったものもあるが、そうした場面でもとにかく勝利を追求すべきであり、それを選手に求めていると語った。

「『なぜ君は勝っていないのか?』と。負けた時は、トレーニングでもがっかりしてくれということです。負けそうな選手はすぐに捕まえて一言いいます。そういったちょっとした会話、トレーニングでもメッセージは『勝て!勝て!勝て!』です」

 そこには、ハリル監督なりの経験に基づいた哲学がある。2014年ブラジル・ワールドカップで率いたアルジェリアは、ベスト16でドイツと対戦した。延長戦までもつれ込む激闘となったが、アルジェリアは敗れた。そこには、強豪国が持つ“勝つ文化”の存在があると感じているのだという。

 

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